Full kits (フルキット)

 

 

V-02  BM-13N スチュードベーカー・カチューシャ(絶版)

 

 カチューシャはソ連の自走式ロケットランチャーの愛称で、第二次大戦後、T-34戦車、IL-2対地攻撃機、PPSh-41短機関銃と共に「勝利の兵器」として称えられています。

 

 キットの内容はキャブ、フェンダーなどがレジンで、ロケットランチャー部とシャシーはイタレリのインジェクションパーツ、スチュードベーカートラックの特徴である溶接製フロントグリルはエッチングで再現しました。

 

 生産個数は200個でしたが、発売当時、イタレリやズヴェズダのカチューシャは戦後型という認識が広まっておらず、商売的には決して成功と言えない結果でした。

 

*1999年発売

 

 

 

V-01  シュビムワーゲン type128 (絶版)

 

 

 GUMKAでレジンフルキットを発売するきっかけは、フランスの某レジンキットメーカー社長の来日時、会食していたら、ワイン飲んで、すっかりいい気分になった彼が、自分の製品が日本で売れている理由は、日本国内に世界レベルで通用するレジンキットが存在しないからだと言ったことでした。

 

 酔って口が滑ったにしても、おもしろい話ではなく「ほー、そうかい。そんなら、やったろうじゃないか」が始まりでした

 

 その割には第一弾にマイナーな水陸両用車を選んでしまい、発売当時は「タミヤからプラモデルがあるのに、なぜシュビムワーゲン?」と質問されました。実はタミヤのプラモはType166でtype128とは別物なんですが、これは今でも浸透していませんね。

 

 実車の設計開発を担当したのは、あのフェルディナント・ポルシェ博士で、主要コンポーネントをキューベルワーゲンから流用し、1940年に試作車が完成しました。

 

 紆余曲折あって、陸軍に水陸両用野戦指揮車として採用されましたが、よりコンパクトで価格も安いType166が採用となったので1942年に生産は終了します。生産台数は確認されているだけで40台です。

 

 

 キットの内容は、車体本体、シートなどがレジンで、スクリュー、サスペンションなどはメタル、Bego/ドラゴンのインジェクションパーツやエッチングもセットした複合素材キットで、生産個数は200個でした。

 

*1998年11月発売

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GUMKA工房記
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