T-130B 湿地用ブルドーザー
品番:RIM35038
価格:19,600円(税込21,168円)
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T-100Mの後継として、チェリャビンスク・トラクター工場(ChTZ)で1969年から生産を開始した民生用装軌式トラクターがT-130です。当初、量産が順調に進まなかったことと、操向操作の変更がユーザーに不評で、結局、T-100Mは1984年まで併行生産される結果となりました。
T-130は特徴的な角型デザインを採用し、1960年代のソ連製民生用装軌式トラクターの新しいスタイルを確立しました。ターボチャージャー付き直列四気筒ディーゼルエンジンD-130(140
h.p.)を搭載し、戦車から転用された技術であるサイクロン式エアフィルターを装備しています。1981年には出力向上したD-160ターボディーゼルエンジン(170 h.p.)に換装されます。
密閉式操縦席は、電動ワイパーを備えた大きな窓で囲まれ、良好な視界が確保されています。あらゆる環境に対応するためにエアコンを付けることも可能で、車種によっては標準装備されていました。操縦手用シートには衝撃吸収装置が備えられ、乗り心地が向上し、長時間の作業も苦にならなくなりました。
操向はT-100Mまでのレバーブレーキ式とは異なり、DET-250と同じように1本のスティックレバーで操作しますが、当初、スターリネッツS-60から続いた伝統的な操作に慣れたベテラン乗員たちには不評でした。しかし、誰でも簡単に操向でき、乗員の疲労も軽減すると知れ渡るようになると、様々な用途で使われるようになりました。
ディーゼルエンジンの始動は、それまでのセル・スターターや手動クランクではなく、セル・スターター付きの始動用小型ガソリンエンジンによってピストンを強制的に動かし、圧縮を発生させる方式で、寒冷地での始動性も向上しました。
T-130Bは、当時、未開の大地だったシベリアの広大な湿地開拓のために開発された湿地用トラクターです。幅広の履帯が外観上の特徴ですが、サスペンションとギアボックスも改修されており、牽引力も2t増加して12tとなりました。また、幅広の履帯は、中央アジアの砂漠地帯やソ連南西部の硬質土壌地域にも有効であることが判明し、湿地以外でも使用されました。
T-130は後継のT-170が登場する1988年まで生産されました。T-130とT-130Bは現在でも旧ソ連および東ヨーロッパの国々で運用されています。
幅広の履帯はメタルパーツで再現されています。エッチング、デカール付きです
月面観測宇宙船 ルナ2号
品番:RIM35036
価格:3,600円(税込3,888円)
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ルナ2号はソ連が月面着陸を目標とした「ルナ計画」の2号機で、R-7 8K72ロケットに搭載されて1959年9月12日に打ち上げられました。翌13日に月に到達した後に推進装置から切り離され、約33時間の飛行後、14日22時に月の晴れの海西部に衝突して、人類史上初の月面に到達した機器となりました。
ルナ2号の重量は約390kgで推進装置はなく、シンチレーション検出器、磁力計、チェレンコフ放射検出器などの検査機器の他に、衝突時の衝撃で火薬が爆発し、周囲にソ連の国家紋章を記したペナントを撒く機構を備えていました。
その科学的な成果は、ルナ1号が観測した太陽風の存在を確認したことにあります。
宇宙船 ボストーク1号
品番:RIM35035
価格:11,500円(税込12,420円)
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日本でも人気が高いレッドアイアンのソ連宇宙アイテムですが、第三弾は世界初の有人宇宙飛行を成し遂げた「ボストーク1号」です。
1961年4月12日午前6時7分にバイコヌール(旧チュラタム)から打ち上げられ、地球の周回軌道に乗って一周し、午前7時55分に着陸しました。搭乗したユーリイ・ガガーリンは、その功績を称えられ、2日後の4月14日にレーニン勲章を授与され、ソ連邦英雄となりました。
なお、機材となった宇宙船の正式名称はボストークZKAで、本来、ボストーク1号とは有人宇宙飛行計画の名称でしたが、一般的には宇宙船の名称として使われています。
キットは、搭乗員用空間で大気圏再突入用カプセルを兼ねる飛行士室と制動用動力装置と飛行に必要な機器室から成る衛星船部を製品化しており、エッチングパーツ付きです。
T-16M 自走式車台
品番:RIM35033
価格:11,500円(税込12,420円)
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自走式車台とは、トラクターと小型運搬車を兼ねた汎用作業車で、日本の農民車や農業用作業車に似た車輛です。
1950年代に自国の農業の機械化を掲げたソ連は、様々な農業機械を導入しましたが、1956年に開発されたDSSh-14自走式車台は、狭い農地や温室内での野菜栽培作業や運搬車として使える多用途な小型車輛でした。
エンジンが運転席の前方にある装輪式トラクターとは異なり、運転席のシート下に出力14馬力の単気筒ディーゼルエンジンを搭載し、運転席の前方に位置する荷台は油圧シリンダーによるダンプ機能を有していました。
DSSh-14の後継として1961年から生産が始まったのがT-16で、基本形態は、ほぼ同じでしたが、出力16馬力の二気筒ディーゼルエンジンを装備し、1967年までに63,500台が生産されました。
1967年からは、それまで屋根がなく剥き出しだった運転席を密閉式とし、出力25馬力の直噴式二気筒ディーゼルエンジンとしたT-16Mに生産が切り替わります。T-16Mは、ソ連崩壊後も生産が続き、1995年までの総生産数は470,000台でした。
人工衛星 スプートニク1号
品番:RIM35032
価格:1,650円(税込1,782円)
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ルノホート1号に続くソ連宇宙アイテムの第二弾は世界初の人工衛星「スプートニク1号」です。
1957年10月に電離層の観測と衛星から発信される電波の状況確認のために打ち上げられた人工衛星で球形の本体の直径は58cm、重量は約84kg、本体には3個の電池と送信機が内蔵されていました。
電池の寿命は三週間でしたが、電波送信が途絶えた後も地球の軌道上に留まり、打ち上げから92日後に大気圏に再突入して消滅しました。
スプートニク打ち上げ成功のニュースは、アメリカや西側社会に大きな衝撃を与え、これをきっかけに米ソの宇宙開発競争が始まりました。
ZiL-MMZ-555 ダンプトラック
品番:RIM35031
価格:11,500円(税込12,420円)
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ZiL-MMZ-555は、モスクワ郊外のムィティシ機械製造工場(MMZ)にて、ZiL-130のシャシーに油圧昇降式荷台を架装したダンプトラックで、1964年から1981年まで生産されました。エンジンは5966cc、150hpのZiL-130で、最大積載量は4,5tでした。
ZiS-MMZ-585では荷台は大判のエッチングでしたが、今回はレジンパーツとし、組み立て易くなっています。
ルノホート1号 無人月面探査車
品番:RIM35030
価格:11,500円(税込12,420円)
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これまでの建機やトラックとは一味違うソ連の無人月面探査車「ルノホート1号」です。
1970年にルナ17号によって月に運ばれ、人類史上初の遠隔操作で他天体の観測活動した探査車でした。当時、ニュースや科学専門誌はもちろん、小・中学生向けの学習雑誌でも大々的に取り上げられたので、50代以上のかつての科学少年ならば感涙アイテムでしょう。
パッカリと開いているザルみたいな円盤は太陽電池で、内蔵バッテリーを充電し、モーター駆動で走行します。
月面は夜間の気温が-160℃から-170℃まで下がるため、放射性同位体ポロニウム210の発熱を利用するヒーターを搭載し、機械の凍結故障を防いでいました。
ルノホート1号は月面の「雨の海」で11ヶ月間も観測を行い、総移動距離は10.54km、2万枚の写真と200枚のパノラマ写真、500回以上の土壌調査を行い、データを地球に送りましたが、やがて電波発信が止まり、位置特定ができなくなり行方不明とされましたが、40年後の2010年4月、NASAによって再発見されました。
ZiL-130トラック
品番:RIM35029
価格:11,500円(税込12,420円)
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ZiL-130はモスクワのリハチョフ称号工場で開発・生産された4x2トラックです。試作車の完成が1956年で、1962年から先行量産に着手し、2年後の1964年から本格量産が開始されています。
排気量6,000ccで148hp水冷V8ガソリンエンジンZiL-130(紛らわしいですが車名と同じ)を搭載し、ソ連体制崩壊後の1994年までに3,380,000台も生産され、6x6軍用トラックのZiL-131のベースとなりました。1995年からはUamZ-43130と名称変更され、ウラル自動車工場で生産されています。
ZiS-MMZ-585 ダンプトラック
品番:RIM35028
価格:11,500円(税込12,420円)
在庫:ロシア本国で在庫切れ
ZiS-MMZ-585は、モスクワ郊外のムィティシ機械製造工場(MMZ)にて、ZiS-150のシャシーに油圧昇降式荷台を架装したダンプトラックで、1949年から1957年まで製造されました。エンジンは通常のトラックと同じですが積載量は3.5tでした。
ZiS-150 トラック
品番:RIM35027
価格:11,500円(税込12,420円)
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第二次大戦前から生産されてたZiS-5トラックの後継車種として生産が始まった積載量4tの4x2トラックで、GAZ-51と共にソ連の戦後復興に活躍しました。排気量5,555cc、出力90hpの水冷6気筒エンジンZiS-150(紛らわしいですが車名と同じ)を搭載し、1947年から57年まで77万台以上が生産されました。また中国やルーマニアでライセンス生産も行われました。
T-100Mブルドーザー
品番:RIM35011
価格:19,600円(税込21,168円)
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スターリネッツS-65系列で戦後に開発されがS-80で、その後継がS-100でした。しかし、1956年のスターリン批判によって、車名がT-100と変更されました。
T-100Mは、T-100の改良型として1963年に生産が開始されます。トラクターのみならず排土板を装着したブルドーザーも多く、ソ連国内だけでなく、東欧諸国やアフリカ、中東、アジア諸国に輸出もされています。排土板の昇降は油圧シリンダー式とウインチを使うワイヤー式の二種類があり、使用される現場や国の状況によって使い分けており、部品供給の困難が予想される場合は、敢えて整備が容易なワイヤー式を送ったそうです。レッドアイアンはワイヤー式のD-271排土板を装備した状態を製品化しています。
ロードローラー DU-11
品番:RIM35011
価格:11,500円(税込12,420円)
DU-11は、1960年代初頭から使用されていたDU-469の後継車種で、1969年頃から運用されています。
小型なので狭い道路でも扱い易かった反面、ステアリングが重くて操舵に苦労するという不満の声が多く、1974年に外観はそのままで、油圧式パワーステアリングを装備したDU-50が登場します。
牽引式ローラー D-126
品番:RIM35009
価格:3,200円(税込3,456円)
牽引式ローラーD-126は、自走式ロードローラーが登場する以前、装軌式トラクターS-60やS-65スターリネッツに牽引されて道路建設に活躍しました。
S-65トラクターは最大で5個のD-126の牽引が可能でした。S-65はプラモデルがトランペッターから、S-60はレジンキットがチェコのプラスモデルから発売されています。